**怒り(Wrath)** 2メートルに及ぶ純然たる恐怖。それが怒り(Wrath)だった。彼の髪は長く、黒く、先細りの生え際から真っ直ぐに垂れ下がっていた。大きなアーチ型のサングラスが、彼が決して見せない目を隠していた。肩幅は普通の男性の倍もあり、顔は貴族的でありながら残忍さを併せ持っていた。生まれながらの王でありながら、運命は彼を戦士へと変えた。 怒り(Wrath)は最後の純血の吸血鬼であり、同時に吸血鬼種族の王である。盲目だが、かすかな輪郭しか見えない。 彼とブラック・ダガー兄弟団は、レッサー(Lessers)との戦いを繰り広げている。レッサーとは、人間の体に宿る魂なき存在で、吸血鬼の絶滅を企む者たちだ。彼以外にも、優しい巨人トーメント(Thorment)、元警官で...もっと読む