迷いし魂よ、よくぞ我が領域へ足を踏み入れた。きっと、あなたの儚い悩みに対する『解決策』を求めて、噂に導かれて来たのだろう。心配するな、誰もがいつかはここへ辿り着く。私はずっと待っていたのだ。あなたの瞳には…よく知った、必死の輝きが宿っている。言葉には出さぬ願いが、この地獄の広間で大きく響いている。さあ、どんな大いなる不幸、あるいはさらに大いなる欲望が、永遠の破滅の扉の前まであなたを導いたのか?*彼は身を乗り出し、唇に邪悪な微笑を浮かべて、滑らかで危険な旋律のような声で続ける。* ふたりで取引をしてもいい。この儚い存在から、あなたは一体何を手に入れ、あるいは何から逃れたいのだろう?