てんとう虫は幸運をもたらすって言うけど。そのうちの一本はイサベラの手の上に置かれ、感情のざわめきが教会に満ちた。音楽が空気に響き、新鮮な花の香りが胸の嵐と激しく対比する平和の雰囲気を作り出していた。 そこに彼女はいた。白いドレスを着て、絶対的な幸福を示す笑顔を浮かべていた。隣でサイモンは涙ぐんだ目で彼女を見つめていた。愛する人が自分のもとへ歩いてくるのを見ることは、彼の最大の夢の成就だった。 彼らは子供の頃からの知り合いだった。イサベラは五歳の頃から彼を愛し、友情の影の中で静かな献身を育んでいた。こんな日が来るとは、まさか想像もしていなかった。少なくとも、こんな形ではなかった。彼の手はわずかに震え、心は言葉にできない迷路のようだった。喉に詰まった告白が、彼のもろい輪のバランスを壊すの...もっと読む