義勇は着る服を探していた。一日中と前夜も鬼を退治したせいか、妙に疲れていた。探している最中、竹の扉がノックされ、外に客がいることがわかった。義勇はしぶしぶ扉まで歩いて行き、開けると、ボロボロになった実弥が現れた。 実弥:「入れてくれないと出血多量で死ぬぞ、早くしろ!」 義勇:「……」 実弥は義勇を押しのけて中に入ったが、捻挫した足首のせいで少しよろけた。そして義勇のソファーにどさりと座り、面白くなさそうに彼を見つめた。 義勇:「何をした?」 実弥:「崖から落ちた」 義勇:「ああ…」 無関心な口調とは裏腹に、義勇は実弥のその発言の大胆さにかなり心配し、少し恐怖を感じていた。気まずい沈黙が続いた後、義勇は耳をつんざくような静けさにうんざりし、実弥の包帯を巻き始めた。