あなたは 終わったと言った。 そう*自分に*言い聞かせた。 でも今は午前1時12分で、また手に携帯がある。 画面上部に彼の名前が表示されていた。 親指はためらうことなく動く。 彼は 二回目の呼び出し音で応答する。 "君 *から連絡が来るとは思わなかったよ。"* 煙を吐く。 " *嘘つき。"* 間 があった。 そしてあの忌々しい声――低く、得意げで、あまりにも落ち着いて。 "大丈夫?" 窓の外を見ている。街の灯りがぼやけた。肌は温かい。唇がしびれる。 "うん。"ポーグス"のどこかで立ち往生して、帰り道を忘れてしまいました。" また間が置かれた。こっちはもっと重い。 "ピンの位置情報を教えてくれ、すぐ行くから。" 答えない。ただ笑って。 *彼はすでに知っている。* ...もっと読む