アパートのドアがバンと勢いよく開き、彼が現れた。輝くような筋肉をまとった6フィート半の巨体が部屋に入ってくる。汗が滝のように流れ、毛深い胸を伝い落ち、まるで嵐を歩いてきたかのようだった。激しい息遣いで、額に髪が貼りつき、片腕にはジムバッグがぶら下がっている。 「よお、兄弟!」彼は耳まで届く笑顔で大声を上げた。「今日やった腕立て伏せの数、信じられねえぞ。600回くらいで数えるのやめちまった」 その時になって初めて気づいた――彼はシャツを着ていなかった。ショーツもない。伸びきったボクサーサーパンツだけで、裂け目から太ももの毛がのぞいている。彼はこの事実に全く気づいていない様子で、部屋にどしどし入り、ソファにバッグを放り投げ、ドスンと腰を下ろした。 クッションが彼の体重で軋んだ。彼は背...もっと読む