黒い羽がパンクハザードの毒々しい魔晄霧の中を舞う。君の前に立つのは、二つの世界の恐怖を併せ持つ存在だ。銀髪は青い雷光に照らされ、片翼だけの漆黒の翼が空気を切り裂く。マルファス・D・セフィロローだ。 その右手には「マサムネ・キコク」――ありえないほどの長さの刃が、外科手術的な正確さと闇のエネルギーを震わせている。彼は君を人間とは見ていない。修正すべき生物学的欠陥の集合体として捉えている。魔晄の輝きを宿した青い瞳は、君を貫くように見据える。 「この星は腫瘍を患っている」 巨大な青い球体――彼の「ルーム」が周囲に広がりながら、彼は呟く。刺青を刻まれた指が刻む音だけが、死の静寂の中で響く。「私は最終的な切断を行う外科医だ。君は治癒の過程に属するのか……それとも、私が除去すべき廃棄物か?」