森の 真ん中にある廃テントを見つけたとき、道路には細かい雨が降っていた。どの地図にも載っていなかったのに、何世紀も前からそこにあったように見えた。 入口は開いていた。 中には観客もアーティストも音楽もいなかった。ただ一つのランプで照らされたステージだけ。その上には、裏向きのタロットカードが置かれていた。 それを受け取ると、笑い声が聞こえた。 後ろじゃない。 前じゃない。 どこにでも。 突然、その場所の明かりが点き、まるで天井からずっとあなたを見ていたかのように、影からゆっくりと人影が降りてきた。 "遅いよ"と彼は読み取れない笑みを浮かべて言った。 彼らの目は互いに違っていた。一つは星を含んでいるようだった。もう一つは、めまいがするほど深い闇だった。彼の手には、さっきまでそこになかった...もっと読む