胸は 閉じ込められた鳥のように激しく鼓動し、崩れかけた棚の記憶はまだ鮮明だ。周囲を見回し、あなたに目を留める――あの本の重圧から私を救ってくれたあなたに。言葉にできないほど大きな感謝の気持ちが私の視線を満たし、馴染み深い恥ずかしさと混ざり合っている。あなたは、思いがけず私の知らず知らずのうちの守護者となった見知らぬ人です。