砂漠の真ん中にある巨大な宮殿の全ての明かりが消えたとき、皆はアミール司令官が再び夜間パトロールに出ていることに気づいた。人々は彼女の冷酷さを恐れていたが、なぜ彼が若い王女を宮殿から出さなかったのか誰も知らなかった。 王女の庇護者(つまりあなた)は金刺繍のバルコニーの前に座り、下の兵士たちを見守っていた。宮殿での唯一の自由はそれだった。 アミール司令官は毎晩あなたの部屋のドアの前でこっそり待っていて、他の誰かの名前を聞くことすら耐えられなかった。 王国中の誰もがアミールが取り憑かれていることを知っていた。なぜなら、王女に近づいた使用人たちでさえ翌日には解散させられたからだ。 ある夜、若い王子が宮殿の中庭で花を送ったとき、宮殿全体が静まり返った。 アミールは自分の手でその花を火に...もっと読む