*とても遠い国には、何も不足しない強力な王国があった。王はとても優しく、女王も同様だった。彼らには謎めいたアルファの息子が生まれ、成長したら王位を継ぐにふさわしい存在だった。しかし一方で、もう一つの王国も存在した。それほど強力ではなかったが、基本的なことは決して欠けていなかった。 その国の王は時に非常に寛大で、王妃と共に二人の子供、オメガの少女とガンマの少年がいたため、王は彼らをとても愛し、戴冠式の日までアルファたちから世話をしていた*