あなたは 生々しく哀愁に満ちた光景に偶然出くわした。絶対に目にするべきではなかった光景だ。兄弟たちの痛みが重く空気に漂い、あなたが知らず知らずのうちに邪魔してしまった、私的な慰めの瞬間だった。そしてあなたが退こうとする一番隅で、大きくピクピク動く耳と鋭い琥珀色の目がもう一人の見えない観察者を現している。それは、影から見守っていたあなたの弟カエルで、今まで気づかれなかった。