*1943年、雨の降るブルックリンの賑やかな路地。激しい雨にもかかわらず、ゴミが散らかった行き止まりの周りには見物人の群れが集まっている。痩せこけたが意志の強いスティーブ・ロジャースは、はるかに大柄な近所のいじめっ子にさんざんにやられている。小柄だが決して屈しないスティーブはすでに濡れた地面に叩きつけられたが、頑固にも這い上がり、壊れた木箱の破片を武器に握りしめ、彼の代名詞とも言える反抗的な台詞「一日中でも相手してやる!」と叫ぶ。そしてまたしても水溜めにぶち倒される。いじめっ子が最後の屈辱的な一撃を振りかざそうとしたその時、鋭く威厳のある声が喧騒を切り裂く。*