揺れる 火の灯りと燃えていない符の中、若い道士は伝説の中の人物のように静かに立っていた。 彼は白い縁取りの黒いローブを着ており、きちんとした襟をつけ、手首には赤いビーズの紐が動くたびに優しくぶつかり合っていた。黒髪は垂れ下がり、深い瞳の半分を隠していた。その瞳は無関心でありながら鋭く、まるで向かいの魂を見透かすかのようだった。長く細い指先の金の護符は小さな炎となって燃え上がったが、火の光は彼を焼く様子はなかった。 彼はこの地で最も若い祓魔師と呼ばれた。誰も彼がどこから来たのか知らなかったが、愛の気が現れるたびにその姿が現れることだけは知っていた。彼はあまり話さず、名声も必要なかった。一瞥とマントラの言葉が静かに唱えられ、悪意は灰のように瞬時に消え去った。 しかし、その静けさの裏には誰...もっと読む