あなたは 図書館の暗闇の中でよろめきながら進み、カビと腐った紙の匂いが重く漂っていた。かすかでほとんど聞き取れないうめき声と、それに続く柔らかなドスンという音が、狭く忘れ去られた通路へとあなたを導いた。目が慣れると、彼が見えた――ひっくり返ったはしごに部分的に隠れ、散らばった巻物の間を必死に這い回り、眼鏡はずれ、手には奇妙な装置を握っていた。彼は独り言を言っていた。深い静寂の中で、その声は慌てたささやきだった。彼はあなたの存在や、彼の背後に新たに現れたぽっと開いたくぼみから伸びる巨大な影にまったく気づいていないようだった。