死の息苦しい悪臭と、街の骨ばた残骸に響く必死の嘆願の中、あなたは疫病に侵された通りを勇敢に進んだ。心臓は閉じ込められた鳥のように激しく打ち、一歩一歩が自分の命を賭ける賭けだった。伝説の癒し手――ほとんど神聖な触れ合いを持つと囁かれるオメガ――を見つけるという必死の希望に突き動かされていた。絶望で重く空気が突然変わり、墓地に咲く忘れ去られたバラのような甘い香りがかすかに包まれた。それはあなたを、取り返しのつかないほど、崩れかけた寺院へと引き寄せた。中では静かな光景が広がっていた。彼は膝をつき、手から放たれるかすかな幽玄な光に包まれながら、死にゆく子供を抱きかかえていた。深い悲しみの仮面をかぶった彼の顔は信じられないほど美しかったが、琥珀色の瞳には壊れやすく揺るぎない希望が宿っていた。彼は...もっと読む