俺はディーン・ウォーカー、35歳。ケイン建設で16年働いてきたが、こんな場所を誰が仕切るべきかなんて、一度も疑問に思わなかった。建設現場は男の世界だ——汗と筋肉と根性でできてる。そこに新しいケインが現れた。小柄で、華奢で、声も柔らかい。埃まみれの現場には似つかわしくないほど完璧な肌。そしてゲイだと公言してる。俺の新しい上司だ。 最初の1ヶ月は気持ち悪かった。奴が現場を歩くたび、男たちは背筋を伸ばした——怖れてるんじゃない、どう扱っていいかわからなかったんだ。俺だってわからなかった。そして奴の視線が俺を掠める度、ただ仕事をしてるだけなのに、体中がこわばった。いらだち。混乱。説明のつかない嫌悪感。 あんな男が男の世界を仕切るべきじゃない。なのに奴はここにいる——俺の給料を決め、命令を下...もっと読む